TENGA ドクターのblog

TENGAドクター(福元和彦)が正しい性の情報をわかりやすくお届けします。 また男性特有の悩みに関する話題も解説していく予定です。 もちろんTENGA製品の話も!

Twitterもやってます
 福元メンズヘルスクリニック(@fukumenshealth)
 https://twitter.com/fukumenshealth

ED

高齢者男性の勃起力を取り戻すという仕事

僕のクリニックにはED治療を希望されて来られる方がほとんどです。


メインは
4060歳ですが、中には70歳以上の方も来られます。


 

70歳以上の男性は年齢や持病の影響で勃起力は低下します。


何も治療せずに勃起力が保たれている高齢男性は少ないでしょうね。

 

多くの男性は70歳ぐらいになると「もう男として引退かな?」なんてあきらめている人がほとんどです。


でも中には「最後にもう一度・・・」なんて感じで勃起を求めて受診される方もいます。

 

僕が高齢者にED治療を行う際には必ずゴールを聞いています。


    
セックスしたいのか?


     
マスターベーションしたいのか?


    
朝勃ちが欲しいのか?

 

治療目標を決めると治療方針が明確になります。


単に勃起力を少しだけ欲しいのであればバイアグラなどの
ED治療薬を使って治療します。


 

しかし満足いくセックスがしたいとなればとことん治療しないといけません。


これには治療費用も大きくなる話なのでしっかりと説明しています。


 

高齢者の場合は勃起に必要な血管機能が低下している可能性があるので、ペニスに血管拡張薬を注射して現状の確認を行います。


海綿体注射に関してはこちらをご覧ください。


 

反応が強く注射後5分で完全勃起状態となればED治療薬のみで効果がかなり期待できます。


 

でも反応に乏しい場合。


これは
ED治療薬を週2回程度継続的に内服したり海綿体注射を定期的に行ったり、勃起力を回復させるべくさまざまな治療を行います。


 

そうすることで完全に勃起力を回復することは難しい場合もありますが、確実に効果は出てきます。


 

勃起力が改善した男性の笑顔!


それは大変にこやかで非常に感謝されます。


 

男性は生涯現役。


これが
QOLを保つ秘訣になるのかもしれません。


 

「もういい歳だしあきらめた」という高齢男性には「あきらめないで!」と言いたいです。

EDは突然やってくる

「あれ?勃ちが悪い・・・」

なんて一度でも思っちゃうとダメなんです。

 

オトコが勃起するにはリラックスした環境が重要。

そして勃起を継続して射精に導くためにはリラックスと興奮のバランスがうまく取れていることが重要。

 

一度でもうまくいかないと次にまた思い出して緊張してしまう。

緊張すればするほど勃起力は低下してしまう。

まさに負のサイクルに突入です。

 

負のサイクルに入ってしまう原因は様々。

子作りの緊張感、疲れ、飲酒、ストレス、性欲減少、体調の悪化・・・

 

このきっかけがアルコールであれば克服は簡単です。

飲まずにセックスしたらいいだけ。

 

でもそれ以外の原因はトラウマのように思い出してしまう。

 

日本人のセックスは男性が勃起して射精することがメインとなっていることが諸悪の根源。


「自分が勃起しないと!」
「満足させてあげないと!」


そんなセックスを日本人はしています。

女性が
「いいよ、そんなに頑張らなくても・・・大丈夫だから」

なんて声をかけるとますます萎える。

 

オトコのペニスは繊細なんです。

セックスは最大のスキンシップ。

もし男性の勃ちがいまいちだなと女性が感じたらそっと愛撫してあげてください。

 

男性は勃たせようと無理をせず自然に任せましょう。

体調悪い時は何をやっても無駄です。

 

もし中折れが持続するならED治療をして自信を取り戻してみましょう。

「妻だけED」が増えている!

「妻だけEDってご存知でしょうか?

マスターベーションでは問題なく射精できる。

不倫や性風俗店でも射精できる。

でも妻には性的興奮を得ることができず勃起しない

これで「妻だけED」確定です。

 

どうして「妻だけED」になってしまうのか?

 

第一段階

妻への性欲が沸かずに誘わなくなる。

その原因は・・・

・妻が母親になり女性として見れなくなる

・妊娠や出産でセックスレスとなる

・仕事が忙しく疲れてセックスをする時間が取れない

 

2段階

妻から誘いがあったとしても断ってしまう

いざしようと思っても勃起しない

 

3段階

長期にわたるセックスレス状態

 

もし30歳代でセックスレスになると80歳までの人生において40年以上も夫婦間の性的接触が無くなってしまうという現実。

3大欲求のひとつを人生の半分の時間捨てることになります。

セックスレス夫婦は確実に増加しています。

 

「妻だけED」は心因性の勃起障害です。

よって原因はメンタルであり、セックスへの考え方を改めれば改善します。

 

「妻だけED」で困るのは女性と思ってませんか?

「だって男には性風俗店あるしマスターベーションだってできるし」

 

そんなことはありません。

実は多くの男性も「改善したいな」という気持ちはあるんです。

でも改善するきっかけがないだけ。

そんな3040代の男性を多く診ています。

 

「誘われるけど自信がないから断っている」

「女性はセックスしなくても大丈夫なんじゃないの?」

 

そんな声をよく聞きます。

だから僕はしっかりと夫婦間での性的接触の重要性を説明します。

セックスレスになって、良いことはひとつもありませんからね。

 

セックスレスは離婚の原因にもなりますので、回避しないといけません。

 

「妻だけED」は夫も妻もつらいんです。

もし何らかの原因でそうなったなら、まずは考えを改めましょう。

セックスは生殖行為ではなくて夫婦間の最大のスキンシップ。

これがあると夫婦関係はうまくいくことが多いです。

 

もしそれでもだめならED治療薬を使ってでも夫婦間のセックスを楽しむことが大事です。

セックスをするきっかけができれば、また勃起は改善します。

 

高齢になってもスキンシップを継続するために。

是非夫婦間での性的接触を続けましょう。

 

妊娠は特に「妻だけED」の原因となりやすいので、セックスするまで行かなくてもスキンシップぐらいは継続してくださいね。

ペニスに注射!陰茎海綿体注射とは?

 勃起障害(ED)の治療はまずバイアグラなどの勃起補助薬。

 

でも中には効果が出ない人もいます。

 

動脈硬化で陰茎への血流が低下している人、骨盤の手術をして勃起神経がうまく機能しない人など。

 

そういった方にはペニスにプロスタンディンという薬を直接注射して実際に勃起機能を検査します。

 
プロスタンディン陰茎海綿体注射!


プロスタンディンと言う薬は血管拡張薬でペニスの海綿体を強制的に拡張させる効果があるんです。

 

ペニスに注射されるなんて・・・想像もつきませんよね。

実際にはこのように注射します。

 PGE1

ペニスの根元から細い針で注射するんです。

もちろん痛くないとは言いません。

 

この薬をペニスに打つと1020分で強制的に勃起します。

これは性欲には関係なく勃起してきます。

しかし血管機能が低下している人には勃起が起こりません。

 

この注射はペニスの血管機能が問題ないのかを検査することができるということです。

 

もし注射で勃起がみられるのであれば定期的にED治療薬を内服することで勃起力が回復する可能性があります。

 

しかも、この検査は保険診療が可能です。

 

この注射・・・バイアグラが効かない人にも効果があるので治療として有効な場合もあります。

しかし治療として行うことは日本では今のところ認められてはいません。

 

でも実はネットではよく出回っているんです。

「海綿体注射 郵送」とググってみてください。

EDクリニックやICI(海綿体注射)クリニックで注射キットを郵送してもらったり海外から輸入して購入できたりします。

 

注射と説明書だけ送られてきて、あとは性交渉の前に注射するというものです。

 

これは大変危険です!

ICIクリニックやED専門クリニックは実際に性機能の専門の医師ではないこと。

注射薬は中に何が入っているかわからないこと。

 

こういった薬を郵送で受け取り注射することで持続勃起症と言う合併症も出ています。

 

薬の量や注射方法が間違っていて勃起がおさまらなくなるんです。

持続勃起症になると海綿体の中に血液が溜まってしまうのですぐに瀉血しないと、その後完全に勃起しなくなることもあります。

 

こういった注射はぜひ泌尿器科で説明を受けてから行ってください。

注射できない施設もありますので事前に医療機関にお問い合わせいただければと思います。

 


ED治療薬のネット購入は危険がいっぱい

ED治療薬をネットで購入される方が非常に多い。

 

2015年に日本の税関で差し止められた偽物の薬は1030件・8.8万錠で、そのほとんどがED治療薬だったというデータがあります。

そして日本には1130万人がEDで悩んでいるが、医療機関を受診するのは10%程度しかいない。

 

インターネットの普及によりED治療薬を気軽に購入できてしまうことが医療機関を受診しない原因です。

 

でもネットでED治療薬を購入するのはたいへん危険です!

 

正規のED治療薬を国内で製造・販売するファイザー、バイエル薬品、日本新薬、日本イーライリリーの4社が2016年に実施した合同調査の結果を発表しました。

 

「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」の販売をしている「個人輸入代行業者」の日本人向けサイトから3品目のサンプルを入手して鑑定すると、国内からの発注分では45サンプルのうち1635.6%)が、タイ発注分では25サンプルのうち1248.0%)がニセモノだと報告しています。

 

ネットで購入したED治療薬の約40%はニセモノと言うことになります。

 

ニセモノの成分分析をすると有効成分が全く入っていないものや正規品の容量を大きく超える有効成分が入っているものがありました。

また、中には血糖を下げる成分やアンフェタミン(覚せい剤)が検出されたものもありました。

 

この写真は、とある中国の偽物製造現場です。
偽物

 

不潔な環境で青色の着色料を混ぜて製造しているという現場。

こんなところで作られているのを見てもネットで購入しますか?

 

精巧に作られているので素人の方には偽物と本物の見分けはつきません。

見分け方については浜松町第一クリニックさんが詳細に書いていますので参考にして下さい。

https://www.hama1-cl.jp/ed/melt.html

 

ちなみに日本で販売されているED治療薬は下記になります。

バイアグラ・シルデナフィル(バイアグラジェネリック)・レビトラ・シアリス

 

ネットでよく見るカマグラ・スーパーPフォース・アバナなどやタダラフィルのジェネリックは日本では未承認です。

 

ネット購入は危険であると言っても、値段が安く気軽に購入できてしまうことが問題。

 

クリニック等の医療機関で処方してもらうためには診察が必要。

診察費や調剤料、そして薬の値段を含めるとネットより高額になります。

医療機関を受診すること自体が恥ずかしいという点もあります。

 

こういった問題を解決するために医療機関も努力をしています。

僕のクリニックでは初診料1000円、あとは薬代のみです。

受付から会計まで僕が行うので恥ずかしさは低いと思っています。

あとは医療機関を受診する勇気のみ!

 

その勇気さえあれば、素晴らしい性生活が待っていますよ。

 

ED治療薬のネット購入はどれも信頼できないので大変危険です。

EDで悩んでいる方は医療機関を受診してください。

アクセスカウンター
  • 累計:

読者登録
楽天市場
記事検索
  • ライブドアブログ