勃起障害(ED)の治療はまずバイアグラなどの勃起補助薬。

 

でも中には効果が出ない人もいます。

 

動脈硬化で陰茎への血流が低下している人、骨盤の手術をして勃起神経がうまく機能しない人など。

 

そういった方にはペニスにプロスタンディンという薬を直接注射して実際に勃起機能を検査します。

 
プロスタンディン陰茎海綿体注射!


プロスタンディンと言う薬は血管拡張薬でペニスの海綿体を強制的に拡張させる効果があるんです。

 

ペニスに注射されるなんて・・・想像もつきませんよね。

実際にはこのように注射します。

 PGE1

ペニスの根元から細い針で注射するんです。

もちろん痛くないとは言いません。

 

この薬をペニスに打つと1020分で強制的に勃起します。

これは性欲には関係なく勃起してきます。

しかし血管機能が低下している人には勃起が起こりません。

 

この注射はペニスの血管機能が問題ないのかを検査することができるということです。

 

もし注射で勃起がみられるのであれば定期的にED治療薬を内服することで勃起力が回復する可能性があります。

 

しかも、この検査は保険診療が可能です。

 

この注射・・・バイアグラが効かない人にも効果があるので治療として有効な場合もあります。

しかし治療として行うことは日本では今のところ認められてはいません。

 

でも実はネットではよく出回っているんです。

「海綿体注射 郵送」とググってみてください。

EDクリニックやICI(海綿体注射)クリニックで注射キットを郵送してもらったり海外から輸入して購入できたりします。

 

注射と説明書だけ送られてきて、あとは性交渉の前に注射するというものです。

 

これは大変危険です!

ICIクリニックやED専門クリニックは実際に性機能の専門の医師ではないこと。

注射薬は中に何が入っているかわからないこと。

 

こういった薬を郵送で受け取り注射することで持続勃起症と言う合併症も出ています。

 

薬の量や注射方法が間違っていて勃起がおさまらなくなるんです。

持続勃起症になると海綿体の中に血液が溜まってしまうのですぐに瀉血しないと、その後完全に勃起しなくなることもあります。

 

こういった注射はぜひ泌尿器科で説明を受けてから行ってください。

注射できない施設もありますので事前に医療機関にお問い合わせいただければと思います。