TENGA ドクターのblog

TENGAドクター(福元和彦)が正しい性の情報をわかりやすくお届けします。 また男性特有の悩みに関する話題も解説していく予定です。 もちろんTENGA製品の話も!

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勃起障害

EDは心筋梗塞や脳梗塞の予兆となる?

日本人の死因は「がん、心筋梗塞、肺炎、脳血管疾患(脳梗塞や脳出血)」が大きな原因となります。

そのうち心筋梗塞や脳血管疾患はED(勃起障害)と関係しているのは知っていますか?

 

EDと心筋梗塞と脳血管疾患はすべて血管が関係しています。

心臓の血管が詰まれば心筋梗塞。

脳の血管が詰まれば脳梗塞。

陰茎の血管が詰まればED

 

この中で陰茎の血管は12㎜であり、脳(57㎜)や心臓(34㎜)の血管よりも細いのです。

全身の血管が錆びついた場合一番初めに症状が出てくるのがEDなんです。

ED


このことを証明するように、心筋梗塞や脳梗塞を起こす人のほとんどはだいぶ前からEDであったというデータもあります。


糖尿病や高血圧・高脂血症と言った生活習慣病の治療中の方でEDであるという人は、今後脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす可能性が高まります。

 

生活習慣病は放置すると全身の血管が硬くなる動脈硬化と言う病気を引き起こします。

動脈硬化により硬くなった血管はしなやかさがなくなり、勃起に必要な血液を送れなくなります。

動脈硬化がEDそして心筋梗塞や脳梗塞へとつながるのです。

 

それぐらいEDを診断することは大事なことなんです。

勃起は単なる欲望ではありません。

 

勃起力を保つということは血管の錆びつきを抑え元気で長生きできる。

パートナーとの性交渉ということも重要ですが、そもそも男としての勃起力を保つことは全身の健康管理につながります。

 

4大死因の2つと関連があるED!

勃起力を保ち血管の錆びつきを予防しましょう!

勃起力を維持させる秘訣

ズバリ「勃起させること!

 

勃起のメカニズムは以前書いてますのでご覧ください。

勃起の秘密

加齢に伴う勃起力の低下を防ぐためには使うことです。

 

性欲はあるけど勃起しない。

次第に朝勃ちもなくなってきている。

 

そんな方が多いです。


ペニスの血管は海綿体と言うスポンジ状の構造になっています。

そこに血液が充満することで勃起するのですが、勃起しない期間が長いとスポンジが硬くなってきます。

医学的に言うと海綿体が繊維化を起こします。

 

線維化を起こしたペニスの海綿体は性的興奮により血液が入ってくるスペースが無くなるので勃起力が低下します。

よって勃起力を維持するには勃起させることが大事です。

 

当院の患者さんで70歳以上と高齢の方。

50歳を超えると加齢により勃起力が落ちてくるはずなんですが、70歳までは薬いらずだった方が多いです。

よく話を聞くとしっかりと勃起させている。

しかもマスターベーションではなくセックス。

よって朝勃ちもある。

でも70歳ぐらいになるとセックスをする機会も少なくなって勃起力が低下してくるんです。

 

これは現在若い人に増えています。


機能的には問題ないと思われる
30歳代。

しかしセックスレスでマスターベーションもほとんどしていないと徐々に朝勃ちもなくなってくる。

いざセックスしようと思ったら満足に勃起しない。

 

こういった方はED治療薬を用いることで一度海綿体への血流を増やします。

ペニスのスポンジを元に戻すと薬が無くても勃起するようになります。

 

勃起力を判断するには朝勃ちがあるかは重要です。

 

みなさんはこんな経験ありませんか?

セックスした翌朝の朝勃ちは激しい。

 

これはしっかりとペニスの海綿体に血液が入った証拠です。

前の晩のセックスで海綿体が広がり勃起しやすくなっているから朝勃ちが激しくなるんです。

 

勃起力を維持するためにセックスでもマスターベーションでもいいから勃起させましょう。

いざと言うときに役勃たずになりますよ。


 

60歳以上男性で勃起に悩みが無い人は奇跡!

勃起障害(ED)で悩んでいる日本人男性は1130万人って知っていましたか?

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日本の人口は12500万人。

その中で男性は6100万人.

単純計算で6人に1人ですが子どもも含まれていますので、推定では40歳以上の3人に1人が勃起障害で悩んでいると報告されています。

 

この人数はどの程度なのか?

例えば・・・

糖尿病の治療を受けている人は316万人、予備軍を含めて1000万人。

高血圧の治療を受けている人は1010万人。

 

高血圧や糖尿病と同じぐらい患者数が多いのがED

EDは男性のみに起こりますので、割合は非常に高い。

 

僕のクリニックに来る多くのEDの男性が言う言葉

「こんな悩みの人多いんですか?」

 

みんな悩んでいないように見せるけど、ほとんどの人が悩んでいるんです。

でも実際に治療を受けていないのも事実です。

悩んでいても恥ずかしいから我慢している、もしくは情報が無くあきらめている。

 

EDであることを誰かに相談することは非常に恥ずかしいことです。

よってどうしてもコソコソしがちです。

そんな理由もあってネットでバイアグラなどのED治療薬を購入してしまう。

 

相談できる医療機関が少ないこともあきらめる理由です。

都市部にはEDを専門としたクリニックは存在ますが、地方にはありません。

友人に開業医がいればコソコソ処方してくれるかもしれません。

 でもなかなかそんな機会は普通ありません。

 

また、ED治療薬が高価であるということも悩みを解消できない理由ですね。

1錠が1000円以上となると、そんなに気軽に購入できないですよね。

これは製薬メーカーが薬の値段を下げていただくことを願います。


 

患者数から推定すると60歳を超えるとほとんどの男性がEDで悩んでいる

EDの原因は加齢もあるので、悩んでいない人の方が奇跡です。

飲み会で性の自慢話をする人も実は悩んでいるかもしれません。

 

勇気を出して医療機関で相談してみてください。

一度はED治療薬を試して下さい。

 

EDを治療すると本人の生活満足度は上がる、夫婦間の関係もよくなるなど多くのメリットがあります。

 

1000万人以上の男性を救うために僕も頑張らないといけませんね。

酔うとムラムラ・・・でも勃ちが悪いのはなぜ?

酔った勢いで風俗行っちゃいました・・・

 

これは性感染症で受診された方に非常に多い言い訳です。

 

お酒を飲むとなぜ性欲が上がるのでしょうか?

 

人間は誰しも性欲があります。

だって人間だもの・・・

 

それを理性で抑えることができるのも人間。

 

少量のアルコール(ほろ酔い)になると神経の興奮が抑えられてリラックスしやすい状態となります。

これが性への理性を解除するスイッチ。

 

男女ともにほろ酔いになると性欲が高まりやすくなるのは事実です。

 

リラックスした状態で女性を口説き始める。

 

そこでいい雰囲気になりお酒が進み過ぎると・・・

酩酊状態となります。

酩酊状態とはアルコールにより脳や神経がマヒした状態です。

 

そんな状態でいざベッドイン。

性欲はあったはずなのでなぜか勃ちが悪い

結局射精できずに爆睡・・・

 

こんなこと経験していませんか?

 

酩酊状態となると勃起神経がマヒしてうまく信号が伝わらなくなることで勃起が持続しないのが原因です。

大量のアルコールは脳やせき髄の神経を抑制し、自分で勃起をコントロールできなくなりますので注意しましょう。

 
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せっかく高いお金を払って風俗行っても酔い過ぎると、射精できないどころか性感染症になるなんてこともあるんです。

飲み過ぎたら風俗に行かない!

 

アルコールに関しては個人差があるので自分で勃ちが悪くならない程度のアルコール量を自覚しましょうね。

 

バイアグラってどんなもの?

僕のクリニックで一番多いのは勃起障害の患者さんです。

その治療として使うのがバイアグラなどの勃起補助薬です。

 
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勃起補助薬として日本国内で処方可能なのはバイアグラ・レビトラ・シアリスの3種類。

その中でもバイアグラは一番早く販売されたのでインパクトが強いですよね。

バイアグラって薬は数ある薬剤の中でも認知度が高いですよね。

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でも実際にどんな作用がある薬なのか説明できますか?

単に「勃起させる薬」ではないんです。

 

バイアグラはPDE5阻害薬の一種で勃起補助薬です。

あくまでも勃起を補助する薬剤ということ!

 

たまにいるのはバイアグラ飲んだけど効果なかったという人。

お話を聞くとバイアグラ飲んで勃起するのをひたすら待っていたみたいです。

そりゃ効果でないですよ。

 

性的な興奮がないとまず勃起が起こりません。

その勃起を補助する薬ですからね。

 

少しバイアグラの歴史を説明しますね。

バイアグラは1993年に狭心症と言う心臓の血管が狭くなる病気の治療薬として開発されました。

血管を拡張させる薬剤なんです。

その薬を使って実際にどんな効果が出るのかを試験しました。

そうすると使用した患者さんが勃起するという副作用が出たんです。

 

そんな副作用を目的として開発することに切り替わり19983月にアメリカで勃起補助薬としてバイアグラが販売開始となり、世界中で注目の薬剤となりました。

海外で発売された薬は日本に入ってくるのは手続きが必要で5年以上かかるという時代でしたが、バイアグラはわずか1年後の1999年に販売となりました。

それだけ日本人が欲しがったということなんでしょうね(国会議員も官僚も・・・)。

 

その後レビトラは2004年、シアリスは2009年に日本国内で販売開始されています。

勃起補助薬の作用は血管を拡張させてペニスへの血流を増やす、そして勃起を維持することです。

強制的に勃起させる能力はありません。

 

先ほど血管を拡張させる薬だと書きました。

その作用が副作用として動悸や頭痛、ほてりを引き起こします。

ただしこれは心臓に悪いというわけではありません。逆に心臓の血管を拡張させる効果があります。

 

なぜか皆さんが言うのが心臓に悪いということ。

これは「バイアグラは勃起薬という効果の強い薬で副作用は必ず出る」と言う都市伝説を信じているのかもしれません。

実際にバイアグラの副作用は10%程度の方にしか認めません。
しかも毎日飲む薬ではありませんので過剰に気にする必要はないと思います。

 

中高年になると勃起力が低下し男としての自信を無くす。

それを避けるためにも勃起を補助して性交渉を楽しむことができる非常に良いお薬です。

 

バイアグラに関しては現在ジェネリックも販売されており11000円程度で購入できます。

フィルム錠と言われる水なしで舐めて効果を出すタイプの薬剤も販売されています。

 

ぜひとも勃起力が少しでも低下した方や自信を無くした方に、気軽に飲んでいただきたいと思います。

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