TENGA ドクターのblog

TENGAドクター(福元和彦)が正しい性の情報をわかりやすくお届けします。 また男性特有の悩みに関する話題も解説していく予定です。 もちろんTENGA製品の話も!

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男性特有の病気

勃たない男を責めないで!

僕はオトコ。


男性の相談を受けることが圧倒的に多いので男性側の気持ちを代弁します。

 

よくある悩みが勃ちが悪い。


いわゆる中折れ

 

バイアグラ処方のみで回復するのですが、原因を調べるためにしっかりと悩みを聴くことにしています。



ここでよくあるのが「オトコもつらいんだよ」って悩み。

 

セックスの途中で中折れしてしまうと焦る。


焦れば焦るほど勃起しなくなる。


結局中途半端に終了しセックス終了。


 

ここでのよくある言い訳は「疲れや飲みすぎ」。


でも男としてはセックスを始めたのに勃起しないってこと自体かなりショックなんです。

 

そんなときに女性から「なんで気持ち良くないの?」なんて責められたらダブルショック!



男は勃ち直れないぐらいのトラウマになってしまいます。


 

このトラウマは次のセックスの時にも響き、「また今日もダメかも・・・」なんて思うと緊張してまた中折れ。


 

こういう相談はよくあります。


女性の中にはこんな風に考えている方もいます。


・男は気持ちよければ勃起する。


・男は簡単に勃起する生き物。


・私で勃たないなんて他で遊んでるんじゃないか?

 


まぁそう考える気持ちもわかります。


でも男性は簡単に勃起しない、そして勃起を維持して射精するのはもっと大変。


 

男性はみんな勃起や射精をある程度コントロールしているんです。


それは若い時からマスターベーションで訓練しているから。


 

でも歳を重ねてくるとうまくコントロールできなくなる。


もちろん疲れもあるかもしれません。


 

勃起に一番必要なのはリラックスした環境


緊張感が一番の敵です。


 

だから女性対しては男性を責めることだけはしないでほしいと思います。


中折れしたとは優しく「少し休憩しようか?」なんて声をかけて、抱きしめ合っていただければと思います。


そうすると男性はリラックスして勃起が復活するかもしれません。


 

それでもダメなら「病院行ってバイアグラもらってきたら?」と言ってみて下さい。


セックスはお互いの思いやりが大事。


気持ち良くないから勃起が続かないわけではありません。

 

二人でリラックスできる環境を作ってセックスを楽しんでくださいね。 

EDは心筋梗塞や脳梗塞の予兆となる?

日本人の死因は「がん、心筋梗塞、肺炎、脳血管疾患(脳梗塞や脳出血)」が大きな原因となります。

そのうち心筋梗塞や脳血管疾患はED(勃起障害)と関係しているのは知っていますか?

 

EDと心筋梗塞と脳血管疾患はすべて血管が関係しています。

心臓の血管が詰まれば心筋梗塞。

脳の血管が詰まれば脳梗塞。

陰茎の血管が詰まればED

 

この中で陰茎の血管は12㎜であり、脳(57㎜)や心臓(34㎜)の血管よりも細いのです。

全身の血管が錆びついた場合一番初めに症状が出てくるのがEDなんです。

ED


このことを証明するように、心筋梗塞や脳梗塞を起こす人のほとんどはだいぶ前からEDであったというデータもあります。


糖尿病や高血圧・高脂血症と言った生活習慣病の治療中の方でEDであるという人は、今後脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす可能性が高まります。

 

生活習慣病は放置すると全身の血管が硬くなる動脈硬化と言う病気を引き起こします。

動脈硬化により硬くなった血管はしなやかさがなくなり、勃起に必要な血液を送れなくなります。

動脈硬化がEDそして心筋梗塞や脳梗塞へとつながるのです。

 

それぐらいEDを診断することは大事なことなんです。

勃起は単なる欲望ではありません。

 

勃起力を保つということは血管の錆びつきを抑え元気で長生きできる。

パートナーとの性交渉ということも重要ですが、そもそも男としての勃起力を保つことは全身の健康管理につながります。

 

4大死因の2つと関連があるED!

勃起力を保ち血管の錆びつきを予防しましょう!

自分のタマを触ってますか?

タマ(精巣)の大きさはどれぐらいが正常かわかりますか?

ペニスのサイズは比較してもタマの大きさは比べたことないですよね。

 

正常なタマの大きさは約16ml

楕円形なので測りにくいのですが、長径が4㎝ぐらいです。

手の親指と人差し指で丸を作ったぐらいが正常

 

精巣の機能は精子を作ること。

そして男性ホルモンの製造工場。

 

よって精巣の小さい人は精子の発育が悪かったり男性ホルモンがうまく出ていなかったりしている可能性があります。

小さい人は泌尿器科を受診してホルモン検査精液検査を受けてみることをお勧めします。

 

逆に大きい人。

生まれつき大きいことは問題ありません。

 

大きくなってきたというのは病気の可能性があります。

まず、痛みを伴う場合。

細菌が精巣上体に侵入することで起きる精巣上体炎。

若い人はクラミジアや淋菌などの性感染症が精巣上体炎の原因となる場合もあります。

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)を発症したときに精巣炎を起こすこともあります。

 

次に痛みが無い場合。

小児や高齢者に多いのが陰嚢水腫。

精巣周囲に水が溜まって腫れることがあります。

小児の場合は自然治癒することが多いのに対し高齢者は治癒しません。

高齢者は手術で水が溜まっている部分を切除することまであります。

 

成人で気を付けたいのは精巣腫瘍(精巣癌)。

数日で大きくなりますが、痛みは軽度です。

精巣腫瘍は進行が速いのですぐに切除しないといけません。

切除後に進行具合を判断して抗がん剤や放射線治療を行います。

 

このようにタマに関する病気はいろいろあります。

11回お風呂の時に触って大きさを確認しましょうね。

EDは突然やってくる

「あれ?勃ちが悪い・・・」

なんて一度でも思っちゃうとダメなんです。

 

オトコが勃起するにはリラックスした環境が重要。

そして勃起を継続して射精に導くためにはリラックスと興奮のバランスがうまく取れていることが重要。

 

一度でもうまくいかないと次にまた思い出して緊張してしまう。

緊張すればするほど勃起力は低下してしまう。

まさに負のサイクルに突入です。

 

負のサイクルに入ってしまう原因は様々。

子作りの緊張感、疲れ、飲酒、ストレス、性欲減少、体調の悪化・・・

 

このきっかけがアルコールであれば克服は簡単です。

飲まずにセックスしたらいいだけ。

 

でもそれ以外の原因はトラウマのように思い出してしまう。

 

日本人のセックスは男性が勃起して射精することがメインとなっていることが諸悪の根源。


「自分が勃起しないと!」
「満足させてあげないと!」


そんなセックスを日本人はしています。

女性が
「いいよ、そんなに頑張らなくても・・・大丈夫だから」

なんて声をかけるとますます萎える。

 

オトコのペニスは繊細なんです。

セックスは最大のスキンシップ。

もし男性の勃ちがいまいちだなと女性が感じたらそっと愛撫してあげてください。

 

男性は勃たせようと無理をせず自然に任せましょう。

体調悪い時は何をやっても無駄です。

 

もし中折れが持続するならED治療をして自信を取り戻してみましょう。

亀頭増大術とはどういったもの?

亀頭増大術って広告よく見ますよね。

いったいどんな治療なのか?

 

これはヒアルロン酸などの物質を亀頭へ注入することです。

 

原理は美容形成で行われるしわ取り注射と同じです。

亀頭のカリ部分に注射してカリを高くしていきます。

 

成分はヒアルロン酸が中心。

ヒアルロン酸は人体にある成分で水分を多く含みます。

安全なのですが、注射して1年も経てば元に戻ってしまいます。

 

よって吸収されにくい成分のコラーゲンやバイオアルカミドというソフトコンタクトレンズに使われる物質を使っている施設もあります。

 

ヒアルロン酸の値段は大体11mlで安くて10万円程度。

カリ全周を大きくするとなると2ml必要なので20万程度になります。

 

ヒアルロン酸以外はもっと高価になります。

 

現在亀頭増大を受ける方で多いのは包茎手術を受けた人

「包茎手術しても亀頭が大きくないと元に戻りますよ」

なんて言われるがまま注射してしまう。

 

次に多いのが高齢者

高齢になってくると勃起力が低下して亀頭が大きくならない。

貧弱なペニスを元気にしたいという人。

「公衆浴場で恥ずかしい思いをしたくない」

そういう高齢者も増えています。

 

自費診療なのでしっかりと理解して亀頭増大をするのは問題ありません。

 

成分がヒアルロン酸のみであれば吸収されやすく元に戻るけど、副作用も少ない。

しかし吸収されにくい成分は一度打つと元に戻りにくい。

 

亀頭っていう場所は非常に皮膚が薄く、注入する部位を間違うと亀頭の海綿体に薬品が注入されます。

ペニスの海綿体にコラーゲンなどの物質が注入されると異常勃起が起きてしまったりペニスが壊死(腐る)したりすることもあります。

 

こういった副作用は毎回のように日本性機能学会で発表されます。

副作用が起きると美容形成外科では対応することができずに一般の泌尿器科で治療を受けることが多いからです。

高い施術費だけもらって副作用は治療しない美容外科が少なからず存在します。

 

よってわれわれ泌尿器科医はペニスの美容手術を安易に受けてしまうことに対して注意喚起しています。

 

僕の亀頭増大への考えとして高齢者に対するヒアルロン酸注入は希望があれば可能。

でも若い人に注射することはすぐに元に戻ることを考えるとメリットが非常に低いと思います。

 

亀頭増大術はメリットとデメリットを考えて治療を受けましょう。

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