TENGA ドクターのblog

TENGAドクター(福元和彦)が正しい性の情報をわかりやすくお届けします。 また男性特有の悩みに関する話題も解説していく予定です。 もちろんTENGA製品の話も!

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2019年07月

性感染症の感染源は風俗なのか?

毎日のように淋菌やクラミジアに感染した患者さんがいらっしゃいます。

 

ではどこで感染しているのでしょうか?


 

今から書くことには注意事項があります。


あくまでも当院のデータであり男性が多いことです。


あくまでも泌尿器科としての意見です。

 


やはり
7割は性風俗店です。


ピンサロ・デリヘル・ソープなど様々。


どの業種でもリスクがあります。


性風俗店の女性は喉に淋菌やクラミジアが感染している場合が多いので、オーラルセックスで感染します。


「本番行為をしていないから性感染症は大丈夫」というのは大きな間違いです。


性風俗店では性感染症の検査は受けているはずですが、どうしても性的接触の数が多いため感染のリスクは高まります。


もちろん性風俗店の従業員もお客さんから感染するという被害者であることは忘れてはいけません。


従業員は検査していても利用客は検査していませんからね。


でも残念ながら性感染症の感染源として性風俗店が多いのは実情です。


 

2割はパートナー。


パートナー同士でピンポン感染(うつし合うこと)しているパターンもあります。


お互いが同時に検査して治療を受けることが重要です。


どちらかが浮気や風俗店を利用したってことも原因ですが、もともと感染していたってこともあります。


原因は男女ともにあります。


 

1割はワンナイトでの出会い。


SNS
や出会い系サイトで性行為を目的とした出会いが増えています。


素人だから大丈夫ということはなく、リスクはあります。


女性は性感染症の症状が出にくいため自ら検査を行わないとわかりません。


ワンナイトの出会いで梅毒感染も増えてきています。


 

性風俗店は性感染症の温床になっていることは間違いありません。


でも性風俗店の従業員も自ら望んで性感染症になるわけではありません。


もともとはお客である男性から感染している。


検査をして陽性であった場合は仕事ができなくなり収入もなくなります。


なのでしっかりと検査を受けている従業員が多いと思います。


月に
1度検査を受けても検査後すぐにクラミジア感染者の相手をした場合は感染してしまいますからね。


 

性感染症はうつされたときは被害者ですが、その後は加害者になります。


加害者にならないためにはとにかく検査を受けることです。


すべての性行為には性感染症のリスクがあることを知らないといけません。

精子力を改善させるサプリメント!「精育支援サプリ」

ここ50年の世界的な調査で男性の精子数は半減していることが分かっています。


よって不妊の原因は
48%が男性であると世界保健機構(WHO)も報告しています。


 

原因はさまざまなライフスタイルの変化や環境ホルモンなどと言われていますが、特定されていません。


 

自分の精子力がどれぐらいあるのか?


まずは精液検査をしてみることです。


精液検査でわかることは以下の記事をご参照ください。

http://tengadoctor.livedoor.blog/archives/15102371.html
 

精子力が低下している場合、精子力を改善させる薬はありません。


なので生活習慣の改善やサプリメントの摂取を指導します。


 

精子力を改善させるサプリメントとしては亜鉛・コエンザイムQ10・ビタミンEなどが有名です。


これらの成分は実際に精子数や精子運動率を改善させたと論文でも報告されています。


 

そんな中、昨年10月に()TENGAヘルスケアさんから「精育支援サプリメント」が販売されました。
DSC_0021_1
https://thcstore.tenga.co.jp/seiiku-a/

特徴はプリマビエと言われる成分です。


プリマビエはヒマラヤ山脈の腐植土から抽出されたシラジットの精製粉末です。


もう一つの特徴は精子力を改善させるコエンザイム
Q10・亜鉛・ビタミンC/Eがすべて含まれていることです。


 

今回は、当院で「精育支援サプリメント」を飲んでいただいた方の実際のデータを報告します。

スライド1
スライド2

 

結果を見ると、ほとんどの数値が3カ月で改善されており精子力は上がっています。


妊娠に重要と言われる高速前進運動精子濃度は
200%以上も改善しています。


このサプリおそるべし・・・3カ月でここまで改善するとは。

正直この結果には驚きました。


 

もちろん精液検査後には生活指導も行っておりますので、すべてが精育支援サプリの影響ではありません。


サプリを飲むことで妊活への意識が高まったことも精子力が改善したことに影響していると思います。


 

妊活をしている男性の皆様、ぜひ実際に精子力を改善させる実績のある「精育支援サプリ」をお試しいただいてはいかがでしょうか?

妊活中のカップルにぜひおすすめしたい商品です。

Amazonでの購入もできますよ。


性的妄想のススメ

当院には20代の若いED患者さんも多くいらっしゃいます。

若いのになぜ勃起しないのか?中折れするのか?


診察していく中で見えてくるものがありました。


それはズバリ「性的妄想力の欠如!」

 


今の
20代の男性はエロ本やエロ漫画を見ることが少ないと思います。


スマホが普及したことにより簡単に
AV動画を見ることができる。


よって、リアルなセックスの動画を見て性的興奮を得ることしかできなくなっています。

 


でも実際のセックスはリアルです。


AV
のようなセックスはできない。


パートナーも思い通りにならない。


リアルな女性に対して興奮を持続できない男性が増えているんです。

 


今はスマホさえあれば、いつでもどこでもマスターベーションできます。


でも以前は簡単に性的興奮を得ることはできませんでした。


家にエロ本を隠し、
AVは家族がいないときにコソコソ見る。


マスターベーションするのも工夫し苦労していました。


何もネタが無い時は妄想をして勃起させることもありました。


 

妄想をすると女性に対する欲が沸いてきます。


そして性的興奮は妄想することで増強します。


妄想力が欠如すると刺激に頼ることとなり、刺激が無いと萎えてしまいます。


挿入にもたつくと勃起が持続しないので挿入できなくなる。

これがED(勃起障害)の始まりとなります。

 

いつでも気軽にAVを見ることができる状況は勃起には悪い影響を与えます。


妄想力は大事です。


自分の好きな女性との絡みを妄想、過去のよいセックスを思い出す、好きなタレントさんを思い浮かべる・・・


そんな妄想は勃起を持続させることに重要です。


 

ただし!


あくまで妄想なので行動に移さないように。


変な妄想を行動に移すと犯罪になりかねません。


是非たまには妄想オナニーをしてみてください。

1回目のセックスでバイアグラは使うな!

バイアグラなどのED治療薬は勃起を維持させることができる非常に良いお薬です。


男としての自信を保つことも可能です。

 

僕がED患者さんによく言うことがあります。


それは

口説いて初めてセックスするときにはED治療薬を使わないで!


 

ED治療薬を使う理想的なシチュエーションは夫婦やカップルでのセックスの際に使うことです。


勃起力が低下するとセックスレスや夫婦間の不仲の原因にもなります。

セックスが射精まで成り立つことで二人にきずなも深まります。


 

ED治療薬をお勧めしない使い方はこんな時。


例えば初めての相手とのセックスで勃起力や持続力を自慢したいがために
ED治療薬を飲むこと。


その時のセックス中の勃起力はいわゆるドーピングしている状態


そんなセックスがうまくいって付き合ってしまうと・・・


次のセックスの時にも
ED治療薬を飲まないといけなくなる。


女性に対してずっと嘘をついている状態になり、嘘がばれたくないからまた飲んでしまう。


ED
治療薬の値段は安くありません。


ずっと購入することになるとお財布事情も厳しくなります。


 

もちろん、セックスして勃起しないのであればED治療薬を飲むことをお勧めします。


でもその際は
ED治療薬を飲んでいることを女性に告白しましょう。


女性も
ED治療薬を飲んでほしいという希望があるならいいのですが・・・。


 

自分の勃起力に嘘をつき、こそこそドーピングすることは良くありません。


 

あえて言うなら風俗店やワンナイトラブでのED治療薬の使用は構いません。

医師として風俗店を利用することをお勧めすることは抵抗ありますが・・・。


でも女性を口説いて長いお付き合いが始まる可能性があるときは使わないようにしましょう。
 

泌尿器科vs美容形成外科 包茎の考え方

泌尿器科

「日本人の6割は仮性包茎なんだから安易に治療するべきではない!」


美容外科

「手術すると男として自信が出るし性病も防止できるからすぐに手術しよう!」

 


こんな風に全く意見が違います。


僕自身泌尿器科医ですので前者の意見です。



でもみなさんはどう思いますか?

 

世間では「包茎=悪」のような広告ばかりが目立ち手術した方がいいような気もしてきますよね。


実際に美容形成外科で行われている包茎手術の件数は公表されておらず不明です。


でも泌尿器科は保険診療で行う件数は公表されており年間
2000件程度です。


これは保険診療で行われる包茎は嵌頓包茎と真性包茎のみ。


だから仮性包茎で行われている件数は泌尿器科も不明です。


 

試算によると年間10万件も包茎手術が行われているとも考えられています。


まぁそれぐらいされていないとあれだけ広告宣伝費もかけることはできないでしょうね。


 

仮性包茎の手術を泌尿器科と美容形成で行うことで何か違うのか?


一番は値段です。


泌尿器科の相場は
810万。


美容形成外科は
5200万。


 

手術の腕はどうなのか?


そこは手術をする医師によって変わってきます。


でも我々泌尿器科医にとって包茎手術は非常に簡単です。


もちろん美容手術なので完成後のデザインや縫い方に気は使いますが、皮膚を切って縫い合わせるだけの
手術なので泌尿器科医は誰でも手術したことはあります。


僕は泌尿器科医として初めて術者になったのは包茎手術でした。


それぐらい包茎手術は泌尿器科医としての初心者にでもできるものです。


もちろんペニスの構造についてもよく知っています。



一方美容外科医は・・・。


もちろん手術は誰でもできると思います。


デザインや糸は各クリニック独自の方法があると思いますのでよくわかりません。


でも術後を診察した経験からは泌尿器科医がした包茎手術と変わりありません。


だって特別な方法でなければ簡単な手術ですからね。


 

ではなぜ値段の差があるのでしょうか?


泌尿器科医は包茎手術で儲けようとは思ってません。


他の診療で手一杯の部分もあります。


なので医師各自のこだわりはあるかもしれませんが、一般的な包茎手術を行います。


保険診療が可能なのであれば手術料は
1万円以下となります。


クリニックとしては包茎手術代が
810万円で十分に利益はあります。


 

でも美容形成外科は包茎手術で儲けなければいけません。


なのでできるだけ手術することを勧めます。


もちろん保険は使いませんので高額になります。


そしてオプションをどんどん勧められます。


例えばきれいに縫うための糸(
15万)、傷をきれいにするための手技量(10万)、亀頭増大術(20万)、長径術(40万)、イボ取り(11万)など・・・


広告では
5万で手術できると書いていますが、5万で手術してもらった人を僕は聞いたことはありません。


最低
20万ぐらいは必要なんじゃないでしょうか?


 

国民生活センターのHPには美容外科での包茎手術に関する報告が書いてますので参考にしてみてください。
美容医療サービスによる包茎治療の問題点



美容形成外科は外来を受診したその日に手術と言うことがあるみたいです。


考える間も与えずに手術、高額な場合はローンを組まされることもあるようです。


忙しいクリニックであれば手術の予約がいっぱいですぐに手術できる余裕はないはずですので、すぐに手術を勧められた場合は怪しいなと感じてください。

 


仮性包茎に対する手術は不必要です。


でも、もし手術を考えるのであればまずは近くの泌尿器科に相談しましょう。


 

包茎は安易に手術しないで!と中高生の前で叫びたい。


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