TENGA ドクターのblog

みなさんTENGAに指を入れたことありますか？

ペニスは入れても指は入れていない人が多いんじゃないでしょうか？

是非指を中に入れて中がどんな構造になっているのかを知ってほしい。

そのためにも僕の講演ではTENGAを持参して参加者に触っていただいています。

Deep throat cup（赤TENGA）の断面図は下記になります。

TENGAはあえて膣の構造とは違うものにしています。

それは女性器を模造したオナホと全く違うものにしているから。

ペニスを挿入した時にいろいろな刺激を楽しめるように作られています。

男性は女性と同じく、それぞれの快感を得るポイントは違います。

奥を付くのが気持ちいい

入り口でカリを刺激するのが気持ちいい

裏スジをこするのが気持ちいい

そんないろんな刺激を味わうことができるんです。

しかもたった700円で。

そして現在TENGA製品は120種類程度が販売されています。

それぞれ内部構造やローション・締め付け感を変えて、違う刺激を味わうことができます。

女性にもぜひTENGAを感じてほしい。

指を入れるときは1本ではなく中指と人差し指の2本で！

内部構造や締め付け感がよりわかりますよ。

TENGAはあくまでも右手のマスターベーションをよりよいものにするグッズです。

責めてはくれませんし、会話もありません。

セックスの方が何倍も気持ちいいのは間違いありません。

でもマスターベーションでの快感が良過ぎて、女性から性的同意を得るまでの過程が面倒な人ははまってしまうかもしれません。

TENGAはあえて女性器を連想しないように作っているので、セックスとは混同しないように使用していただきたいと思います。

VRと組み合わせて使うような時代になるかもしれませんが、TENGAを使うことにはまりすぎないように注意しましょうね。

亀頭増大術って広告よく見ますよね。

いったいどんな治療なのか？

これはヒアルロン酸などの物質を亀頭へ注入することです。

原理は美容形成で行われるしわ取り注射と同じです。

亀頭のカリ部分に注射してカリを高くしていきます。

成分はヒアルロン酸が中心。

ヒアルロン酸は人体にある成分で水分を多く含みます。

安全なのですが、注射して1年も経てば元に戻ってしまいます。

よって吸収されにくい成分のコラーゲンやバイオアルカミドというソフトコンタクトレンズに使われる物質を使っている施設もあります。

ヒアルロン酸の値段は大体1本1mlで安くて10万円程度。

カリ全周を大きくするとなると2ml必要なので20万程度になります。

ヒアルロン酸以外はもっと高価になります。

現在亀頭増大を受ける方で多いのは包茎手術を受けた人。

「包茎手術しても亀頭が大きくないと元に戻りますよ」

なんて言われるがまま注射してしまう。

次に多いのが高齢者。

高齢になってくると勃起力が低下して亀頭が大きくならない。

貧弱なペニスを元気にしたいという人。

「公衆浴場で恥ずかしい思いをしたくない」

そういう高齢者も増えています。

自費診療なのでしっかりと理解して亀頭増大をするのは問題ありません。

成分がヒアルロン酸のみであれば吸収されやすく元に戻るけど、副作用も少ない。

しかし吸収されにくい成分は一度打つと元に戻りにくい。

亀頭っていう場所は非常に皮膚が薄く、注入する部位を間違うと亀頭の海綿体に薬品が注入されます。

ペニスの海綿体にコラーゲンなどの物質が注入されると異常勃起が起きてしまったりペニスが壊死（腐る）したりすることもあります。

こういった副作用は毎回のように日本性機能学会で発表されます。

副作用が起きると美容形成外科では対応することができずに一般の泌尿器科で治療を受けることが多いからです。

高い施術費だけもらって副作用は治療しない美容外科が少なからず存在します。

よってわれわれ泌尿器科医はペニスの美容手術を安易に受けてしまうことに対して注意喚起しています。

僕の亀頭増大への考えとして高齢者に対するヒアルロン酸注入は希望があれば可能。

でも若い人に注射することはすぐに元に戻ることを考えるとメリットが非常に低いと思います。

亀頭増大術はメリットとデメリットを考えて治療を受けましょう。

勃起障害（ED）で悩んでいる日本人男性は1130万人って知っていましたか？

日本の人口は1億2500万人。

その中で男性は6100万人.

単純計算で6人に1人ですが子どもも含まれていますので、推定では40歳以上の3人に1人が勃起障害で悩んでいると報告されています。

この人数はどの程度なのか？

例えば・・・

糖尿病の治療を受けている人は316万人、予備軍を含めて1000万人。

高血圧の治療を受けている人は1010万人。

高血圧や糖尿病と同じぐらい患者数が多いのがED。

EDは男性のみに起こりますので、割合は非常に高い。

僕のクリニックに来る多くのEDの男性が言う言葉

「こんな悩みの人多いんですか？」

みんな悩んでいないように見せるけど、ほとんどの人が悩んでいるんです。

でも実際に治療を受けていないのも事実です。

悩んでいても恥ずかしいから我慢している、もしくは情報が無くあきらめている。

EDであることを誰かに相談することは非常に恥ずかしいことです。

よってどうしてもコソコソしがちです。

そんな理由もあってネットでバイアグラなどのED治療薬を購入してしまう。

相談できる医療機関が少ないこともあきらめる理由です。

都市部にはEDを専門としたクリニックは存在ますが、地方にはありません。

友人に開業医がいればコソコソ処方してくれるかもしれません。

 でもなかなかそんな機会は普通ありません。

また、ED治療薬が高価であるということも悩みを解消できない理由ですね。

1錠が1000円以上となると、そんなに気軽に購入できないですよね。

これは製薬メーカーが薬の値段を下げていただくことを願います。

患者数から推定すると60歳を超えるとほとんどの男性がEDで悩んでいる。

EDの原因は加齢もあるので、悩んでいない人の方が奇跡です。

飲み会で性の自慢話をする人も実は悩んでいるかもしれません。

勇気を出して医療機関で相談してみてください。

一度はED治療薬を試して下さい。

EDを治療すると本人の生活満足度は上がる、夫婦間の関係もよくなるなど多くのメリットがあります。

1000万人以上の男性を救うために僕も頑張らないといけませんね。

以前にも不適切なマスターベーションは膣内射精障害になることを説明しました。

http://tengadoctor.livedoor.blog/archives/13543013.html

では日本人はどんなマスターベーション方法をしているのでしょうか？

これは2017年12月にTENGAヘルスケアが発表した「オナニー国勢調査」のデータです。

https://tengahealthcare.com/special/report/

脚ピンは8.6％、壁オナ床オナは6.35％の人が経験しています。

これで問題なのは若い人に増加している点です。

若い人の10人に1人は普段から不適切なオナニーをしている。

マスターベーションと言う快楽に対していろんなやり方や感想がネットに掲載されています。

もちろんこのデータをみてやってみたいと思ってしまう人もいるかもしれません。

でもそれでは強い刺激にしかペニスや脳が反応せず射精できなくなります。

いわゆる膣内射精障害です。

少数派の意見としては以下のものがありました。

笑っちゃうようなやり方もありますが、不適切なマスターベーションに当たるのは振動や水流です。

水流は多くはシャワー。

これは僕、見たことがあるんです。

その現場は温泉・・・

10歳ぐらいの子が温泉にあるジェットバスで股間を擦り付けていました。

そして風呂から出るときにはペニスが完全に勃起していました。

わけもわからず、単に気持ちいいからやっているんでしょうけど危険ですよね。

さすがに裸の状態で僕が保護者や本人に注意するわけにもいかず、どうもできませんでした。

あの子は今でもやっているのか不安ですが、その温泉ではいまだに再会していません。

不適切なマスターベーションを正しいと認識している人の割合が以下になります。

不適切なやり方と思っていない人が多いという大変恐ろしい状態ですよね。

不適切なマスターベーションは幼少期から始める方もいます。

そういった方はなかなか癖が治らず、膣内射精できないことが多いです。

親がマスターベーションの方法まで指導するのは難しいと思うので、できれば学校の性教育で適切なマスターベーション方法を指導してほしいですね。

家庭でできるのであれば、ぜひ指導してください。

男性の99％はマスターベーションしている中で10％は不適切な方法になってしまっているという現状を変えるのは性教育しかありません。

仲間内でマスターベーション方法について親権に議論できる世の中になることを願います。

当院へは童貞を卒業したばかりの方がたまにいらっしゃいます。

その相談内容とは・・・勃起が持続せず射精できないということです。

ほとんどが20代後半から30歳代。

勃起力はあるはずなのになぜそのようになるのでしょうか？

まず私が聞くのはマスターベーションの頻度。

患者）「ほとんど毎日」

私）「今までずっと毎日？」

患者）「はい、高校ぐらいから毎日のようにしています。しないと寝れないんです。」

15年間毎日マスターベーション。

合計すると・・・5475回。

そんなに右手だけでやっていると飽きますよね。

「そうなったときにはTENGAを！」
って言いたいところなんですが、そうはいかないのが童貞です。

飽くなき探求心でいろいろな刺激を求めてしまう。

自分が早くイケるポイントを見つけてしまうんです。

しかもAVでかわいい理想の女性のセックスシーンを見て性的興奮を得て勃起する。

こういった不適切なマスターベーションの癖がついたまま毎日射精する。

 
そして・・・

いざ彼女ができて初めてのセックス。

AVで見たような光景を思い浮かべながら見様見真似でやってみる。

「あれ？あんまり喘ぎ声が出ないなぁ」

「理想の体型ではないなぁ」

「責めてきてくれないなぁ」

そんなAVとは違う現実のセックスでは興奮しない。

さらに緊張感もある。

ここで相手が何かを察して・・・

「大丈夫だよ・・・」

何が大丈夫なんだ？とさらに焦る。

いざ挿入しても気持ちいいと思わない。

腰を動かしてもぎこちなくて気持ち良くない。

結局中折れして射精できずに終了。

次は大丈夫かと思っていてもうまくいかない。

これが代表的な失敗例です。

セックスとは相手の女性とともに作り上げる最大のスキンシップ。

それを知らないからAVのようにしてしまう。

原因は
右手に頼ったマスターベーション
腰を動かして射精する感覚がつかめないこと

セックスへの理想が高く現実とのギャップに萎えてしまうこと

強い刺激じゃないと射精できないという膣内射精障害の可能性もあります。

こうなってしまうと相手の女性も大変。

どうしたらいいのかわからない。

上に乗って（騎乗位）動いてみるけどすごく疲れる。

射精しないから虚しさだけ残る。

マスターベーションをやり続けるのは問題ないけど、現実のセックスを早めに知ることが大事。

30歳ぐらいになると20代前半と比べて勃起力も低下してきます。

勃起力がめちゃくちゃある若いうちに何も考えずに射精できるという自信があると、その後の性生活は変わります。

30歳を過ぎて童貞だという人は積極的に彼女を作る努力をしましょう。

そうしないとセックスもうまくいかない可能性がありますよ。