僕のクリニックで一番多いのは勃起障害の患者さんです。
その治療として使うのがバイアグラなどの勃起補助薬です。
勃起補助薬として日本国内で処方可能なのはバイアグラ・レビトラ・シアリスの3種類。
その中でもバイアグラは一番早く販売されたのでインパクトが強いですよね。
バイアグラって薬は数ある薬剤の中でも認知度が高いですよね。
でも実際にどんな作用がある薬なのか説明できますか?
単に「勃起させる薬」ではないんです。
バイアグラはPDE5阻害薬の一種で勃起補助薬です。
あくまでも勃起を補助する薬剤ということ!
たまにいるのはバイアグラ飲んだけど効果なかったという人。
お話を聞くとバイアグラ飲んで勃起するのをひたすら待っていたみたいです。
そりゃ効果でないですよ。
性的な興奮がないとまず勃起が起こりません。
その勃起を補助する薬ですからね。
少しバイアグラの歴史を説明しますね。
バイアグラは1993年に狭心症と言う心臓の血管が狭くなる病気の治療薬として開発されました。
血管を拡張させる薬剤なんです。
その薬を使って実際にどんな効果が出るのかを試験しました。
そうすると使用した患者さんが勃起するという副作用が出たんです。
そんな副作用を目的として開発することに切り替わり1998年3月にアメリカで勃起補助薬としてバイアグラが販売開始となり、世界中で注目の薬剤となりました。
海外で発売された薬は日本に入ってくるのは手続きが必要で5年以上かかるという時代でしたが、バイアグラはわずか1年後の1999年に販売となりました。
それだけ日本人が欲しがったということなんでしょうね(国会議員も官僚も・・・)。
その後レビトラは2004年、シアリスは2009年に日本国内で販売開始されています。
勃起補助薬の作用は血管を拡張させてペニスへの血流を増やす、そして勃起を維持することです。
強制的に勃起させる能力はありません。
先ほど血管を拡張させる薬だと書きました。
その作用が副作用として動悸や頭痛、ほてりを引き起こします。
ただしこれは心臓に悪いというわけではありません。逆に心臓の血管を拡張させる効果があります。
なぜか皆さんが言うのが心臓に悪いということ。
これは「バイアグラは勃起薬という効果の強い薬で副作用は必ず出る」と言う都市伝説を信じているのかもしれません。
実際にバイアグラの副作用は10%程度の方にしか認めません。
しかも毎日飲む薬ではありませんので過剰に気にする必要はないと思います。
中高年になると勃起力が低下し男としての自信を無くす。
それを避けるためにも勃起を補助して性交渉を楽しむことができる非常に良いお薬です。
バイアグラに関しては現在ジェネリックも販売されており1錠1000円程度で購入できます。
フィルム錠と言われる水なしで舐めて効果を出すタイプの薬剤も販売されています。
ぜひとも勃起力が少しでも低下した方や自信を無くした方に、気軽に飲んでいただきたいと思います。

