TENGA ドクターのblog

TENGAドクター(福元和彦)が正しい性の情報をわかりやすくお届けします。 また男性特有の悩みに関する話題も解説していく予定です。 もちろんTENGA製品の話も!

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2019年02月

射精のためにオトコが考えていること

セックスにおいて射精はゴールになってしまっています。

これは仕方のないことですが、そう簡単に射精するのではないということを女性に知っていただきたい。

 

射精のメカニズムについてはこちらをご覧ください。

http://tengadoctor.livedoor.blog/archives/13789060.html
 

オトコが射精するためにはただ腰を動かせばいいというわけではないんです。

男性の性感帯である亀頭。

その中でも裏スジ(包皮小体)カリ部分刺激し続けることで快感が高まり射精のスイッチが入ります。

そのスイッチを入れるのはオトコにしかわかりません。

 

思っているよりも早くスイッチが入ってしまうのがいわゆる「早漏」。

早漏の方はセロトニンと言う興奮を抑える物質が不足しており、興奮を抑えられずに射精してしまうのです。

 

そういった体のホルモン環境は毎日変化します。

非常に疲れている場合、お酒で酔っている場合、ストレスなく絶好調の場合など。

 

オトコはその変化を見ながら射精のタイミングをコントロールしているのです。

 

それは単純にピストン運動を激しくするということだけではなく脳内のホルモン環境も射精準備が整うように興奮しないといけない。

 

自分が気持ちいいと思う部分を膣壁にぶつけてみたり、裏スジを膣壁にこすりつけてみたり、膣の狭い部分にカリを出し入れしたり。

単純に腰を振っているだけではなく、自分が気持ちいい部分を刺激できるように腰を振っています。

 

挿入後は勃起を保つためにリラックスしながら興奮を抑える。

これはセロトニンを出してドーパミンやノルアドレナリンの分泌を抑えているってことです。

そして射精のスイッチを入れるために自ら興奮させてドーパミンやノルアドレナリンを放出。

それが射精へとつながります。

 

女性により膣の形や位置が違うので、いつも同じようにやってもうまくいかないこともあります。

女性にとっては「いつもこの体位で射精するよね」って思うこともあるかもしれませんが、それはオトコの射精スイッチを入れる体位がその体位ってことです。それはお互いの性器の相性となります。

 

オトコみんながこのように考えて動いているわけではありませんが、医学的に腰の動かし方を分析するとこうなります。

 

オトコは自分勝手に腰を動かして射精していると感じるかもしれませんが、そうではないってことがお分かりになったでしょうか?

 

オトコもつらいぜ!

「妻だけED」が増えている!

「妻だけEDってご存知でしょうか?

マスターベーションでは問題なく射精できる。

不倫や性風俗店でも射精できる。

でも妻には性的興奮を得ることができず勃起しない

これで「妻だけED」確定です。

 

どうして「妻だけED」になってしまうのか?

 

第一段階

妻への性欲が沸かずに誘わなくなる。

その原因は・・・

・妻が母親になり女性として見れなくなる

・妊娠や出産でセックスレスとなる

・仕事が忙しく疲れてセックスをする時間が取れない

 

2段階

妻から誘いがあったとしても断ってしまう

いざしようと思っても勃起しない

 

3段階

長期にわたるセックスレス状態

 

もし30歳代でセックスレスになると80歳までの人生において40年以上も夫婦間の性的接触が無くなってしまうという現実。

3大欲求のひとつを人生の半分の時間捨てることになります。

セックスレス夫婦は確実に増加しています。

 

「妻だけED」は心因性の勃起障害です。

よって原因はメンタルであり、セックスへの考え方を改めれば改善します。

 

「妻だけED」で困るのは女性と思ってませんか?

「だって男には性風俗店あるしマスターベーションだってできるし」

 

そんなことはありません。

実は多くの男性も「改善したいな」という気持ちはあるんです。

でも改善するきっかけがないだけ。

そんな3040代の男性を多く診ています。

 

「誘われるけど自信がないから断っている」

「女性はセックスしなくても大丈夫なんじゃないの?」

 

そんな声をよく聞きます。

だから僕はしっかりと夫婦間での性的接触の重要性を説明します。

セックスレスになって、良いことはひとつもありませんからね。

 

セックスレスは離婚の原因にもなりますので、回避しないといけません。

 

「妻だけED」は夫も妻もつらいんです。

もし何らかの原因でそうなったなら、まずは考えを改めましょう。

セックスは生殖行為ではなくて夫婦間の最大のスキンシップ。

これがあると夫婦関係はうまくいくことが多いです。

 

もしそれでもだめならED治療薬を使ってでも夫婦間のセックスを楽しむことが大事です。

セックスをするきっかけができれば、また勃起は改善します。

 

高齢になってもスキンシップを継続するために。

是非夫婦間での性的接触を続けましょう。

 

妊娠は特に「妻だけED」の原因となりやすいので、セックスするまで行かなくてもスキンシップぐらいは継続してくださいね。

日本人のマスターベーション初体験は13.6歳

引き続きTENGAのマスターベーション世界調査からです。

なんと日本人は世界で最も早くマスターベーションを経験していました。

男性は13.8(世界3)、女性は15.9歳(世界1位)となっています。

 経験年齢

ダントツで1位の原因は女性が性に目覚める年齢が関与していると思われます。

今の性教育では全く習うことが無いマスターベーションを、多くの人が高校入学前には経験済みであるということ。

是非とも性教育にマスターベーションのことも取り入れてほしいですね。

 

年齢別での比較もしています。

 初体験年齢

高齢の人と若い人を比較すると2.2歳もマスターベーション初体験年齢が低下しています。

世間が考えているよりももっと若い時期に性に目覚めていることがわかります。

 

マスターベーションについてネットで検索すると情報を得ることができるので、興味があればすぐにできてしまう時代になっています。

早くから男女ともにマスターベーションをすることが悪いのではなく、みんながマスターベーションを経験している事実を認識し中学生に教えることが大事ですね。

 

ちなみに地方別にもマスターベーションの初体験年齢が出ています。
年齢地域

われらが九州は日本最速()

都会よりも地方の初体験年齢が低い理由は、地方ではやることが無いからセックスのことばかり考えているんだろうなんて思われがち。

いやいや、鹿児島だって駅に観覧車もあるし映画館もたくさんあるしサッカーJ2に昇格したユナイテッドFCもあるし鹿児島買い物も困らないし・・・

まぁそんなことはどうでもいいですね。

このデータは都会と地方の人数分布に開きがあり統計上は正しくないので、なんにも言えません。

 

 

これは1回のマスターベーションに費やす時間です。

 時間

 

男女の比較では女性の方が短く、年齢に比較では高齢の人が短いことが分かりました。

女性はオーガズムを感じるポイントさえつかむと早く終えることができる。

男性は射精までを楽しみたい気持ちがあるので時間がかかるんだと思います。

 

高齢になると楽しむ以前に勃起が持続しないこともあるので、さっと終わらせる傾向が強いと思われます。

 

また、マスターベーションをするときに必要な感覚は以下になります。

刺激
 

やはり男性は視覚的な刺激を重要視していますが、女性はほとんどの人が身体的な刺激を重要視しています。

女性はAV見なくても寝る前にサクッとやってしまう人が多いのでしょうね。

 

もっと知りたい人は下記データをご覧になってください。

https://www.tenga.co.jp/topics/2018/05/28/6242/

オナニー大国、日本

皆さんオナニーしていますか?

 

TENGAが昨年マスターベーション世界調査を行いました。

https://www.tenga.co.jp/topics/2018/05/28/6295/


それによると日本人のマスターベーション経験率は男性
96%・女性は58%でした。
経験率

世界13か国の調査では男性が第5位・女性が13位。

どちらも予想通りの結果ですが、世界と比較して日本人女性はマスターベーションをしていないことがわかります。

自分を知るためにもマスターベーションは必要だと思いますので、多くの女性がしてほしいですね。

 

ブラジルはどちらも第1位!

サンバのようなセックスを楽しんでいるのかと思いきや意外とマスターベーションも好きなんですね。

性欲があふれ出ているのかもしれません。

 

アフリカ人男性はマスターベーションをしていません。

明らかに文化の違いがあると思いますが、男女ともに5060%の経験率なのでセックスの頻度が高いのかもしれません。

 

ちなみに日本人のマスターベーション頻度は以下になります。

頻度1
1回以上しているという人の回数は男性が4.5回/週・女性が3.6回/週でした。

 

マスターベーションを自由にできる生活環境にある人は回数も増えていることが予想されます。

僕としてはセックスも含めた射精の回数が気になるところですね。

 

これは違うデータです。

相模ゴムが「日本のセックス」というデータを出しています。

http://sagami-gomu.co.jp/project/nipponnosex/

マスターベーションの頻度(1か月)県別ランキングです。

 頻度

われらが鹿児島県は9位で3.26

まずまずですね。


アナタの出身県はどうでしょうか?

 

でも残念な情報もあります。

これも予想通りなんですが性生活満足度は世界最低。

しかもダントツ・・・

満足度

色々な性生活満足度のデータがありますが、日本はすべてで最低。
これでいいのか!日本人!

インドはマスターベーション経験率が低いことを考えると充実したセックスをしていることがと予想されます。

ブラジルとメキシコは・・・セックスもマスターベーションも楽しんでいる。

 

そんな国を日本人も見習っていきたいですね。

ペニスに注射!陰茎海綿体注射とは?

 勃起障害(ED)の治療はまずバイアグラなどの勃起補助薬。

 

でも中には効果が出ない人もいます。

 

動脈硬化で陰茎への血流が低下している人、骨盤の手術をして勃起神経がうまく機能しない人など。

 

そういった方にはペニスにプロスタンディンという薬を直接注射して実際に勃起機能を検査します。

 
プロスタンディン陰茎海綿体注射!


プロスタンディンと言う薬は血管拡張薬でペニスの海綿体を強制的に拡張させる効果があるんです。

 

ペニスに注射されるなんて・・・想像もつきませんよね。

実際にはこのように注射します。

 PGE1

ペニスの根元から細い針で注射するんです。

もちろん痛くないとは言いません。

 

この薬をペニスに打つと1020分で強制的に勃起します。

これは性欲には関係なく勃起してきます。

しかし血管機能が低下している人には勃起が起こりません。

 

この注射はペニスの血管機能が問題ないのかを検査することができるということです。

 

もし注射で勃起がみられるのであれば定期的にED治療薬を内服することで勃起力が回復する可能性があります。

 

しかも、この検査は保険診療が可能です。

 

この注射・・・バイアグラが効かない人にも効果があるので治療として有効な場合もあります。

しかし治療として行うことは日本では今のところ認められてはいません。

 

でも実はネットではよく出回っているんです。

「海綿体注射 郵送」とググってみてください。

EDクリニックやICI(海綿体注射)クリニックで注射キットを郵送してもらったり海外から輸入して購入できたりします。

 

注射と説明書だけ送られてきて、あとは性交渉の前に注射するというものです。

 

これは大変危険です!

ICIクリニックやED専門クリニックは実際に性機能の専門の医師ではないこと。

注射薬は中に何が入っているかわからないこと。

 

こういった薬を郵送で受け取り注射することで持続勃起症と言う合併症も出ています。

 

薬の量や注射方法が間違っていて勃起がおさまらなくなるんです。

持続勃起症になると海綿体の中に血液が溜まってしまうのですぐに瀉血しないと、その後完全に勃起しなくなることもあります。

 

こういった注射はぜひ泌尿器科で説明を受けてから行ってください。

注射できない施設もありますので事前に医療機関にお問い合わせいただければと思います。

 


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