TENGA ドクターのblog

TENGAドクター(福元和彦)が正しい性の情報をわかりやすくお届けします。 また男性特有の悩みに関する話題も解説していく予定です。 もちろんTENGA製品の話も!

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2018年11月

射精は奇跡?

勃起を維持することが奇跡的であることはお分かりだと思いますが、そのあとには射精と言う現象があります。

 

勃起には副交感神経と呼ばれるリラックス状態が重要なんですが、射精の時は交感神経と呼ばれる興奮が重要です。

 

このリラックスと興奮のバランスが取れた時に射精するんです。

 

一定量の亀頭への刺激が蓄積することで射精が反射的に起こります。

 

反射的に起こるということは射精現象が始まってしまったら自分では止められないということです。

 

射精現象は実際に精液が尿道から出る10秒程度前から始まっているとされています。

 

射精現象が始まる直前は精巣がペニスの根元に上がってきます。

 

これは精子を出すための準備段階です。

 

いよいよ射精になると精子が前立腺液と精嚢腺液と合わさり精液が出ます。

 

でもここでまた複雑なメカニズムが・・・

 

勢いよく精液を出すために前立腺、周囲の筋肉を精密に動かします。

 

同時に尿が出ないように尿の出口をふさぎ、前立腺をポンプのように動かし尿道から勢いよく出すんですね。

 

ほんとにすごい!

 

こんな奇跡的なことを毎回行っている男性の体は素晴らしいと思いませんか?

勃起の秘密

勃起のメカニズムを知っていますか?

 

男が勃起すること・・・陰茎への血流増加と血液流出の制限が同時に起こることです。

 

男はエロいことを考えると簡単に勃起すると思っているかもしれませんが、そのメカニズムはかなり複雑です

 

まず勃起現象の始まりで一番重要なのはリラックス(副交感神経)です。

 

緊張した状態ではよい勃起が始まりません。

 

性的興奮を脳が感じると脊髄の副交感神経を通して陰茎まで興奮を伝えられます。

 

その際体の中ではNO(一酸化窒素)が増加します。

 

NOは陰茎海綿体や陰茎血管を急速に弛緩させて勃起現象が始まるきっかけを作る物質です。

 

陰茎海綿体は血液をためるスポンジとなっており急速に血流が増加することで血液が充満します。

 

そして陰茎海綿体の周囲は白膜と言う固い膜で覆われており、そこに血液が充満することで硬くなり勃起します。

 

硬くなることで海綿体から流出する血管を圧迫し勃起が持続するんです。

 

陰茎海綿体に急速に血液が入ってくることと血液が逃げすぎないことのバランスがうまく保たれていないと勃起を維持することができません。

 

このバランスは非常に繊細なのですぐに崩壊します。

 

崩壊する原因の一番はメンタルです。

 

脳が性的興奮を維持していないとNOの分泌が低下し勃起は維持されません。

 

女性からのプレッシャーやマンネリが勃起に良くないことは分かりますよね。

 

好きじゃないから勃起が持続しないわけではないんです。

 

男にとって好きと性的興奮は別物です。

 

好きじゃなくても性的興奮を覚えれば勃起は持続する、それが男なんです。

 

もちろん好きであれば性的興奮を感じやすいことは間違いないですけどね。

 

だから「どうして私で勃起しないの?好きじゃないの?」って言っちゃう女性はどうしたら男性が性的に興奮してくれるかを引き出してみてください。

 

また、勃起が持続しないことは動脈硬化により陰茎への血流が低下することも原因です。

 

動脈硬化とは加齢や生活習慣病(糖尿病・高血圧・高脂血症など)により血管が硬くなり血流の調整ができなくなった状態です。

 

こうなってしまっては性的興奮を感じても勃起力が低下しているので、勃起を維持することは難しいですね。

 

この場合は生活習慣を見直すことやサプリを飲む、またはED治療薬を内服するしかありません。

 

ED治療に関してはまた別でお話しします。

 

 

勃起すること、そして維持することは非常に複雑なメカニズムがあることを理解するとさらに「射精する」ということが奇跡的に感じませんか?

 

男が勃起を持続して射精することは大変なんですよ・・・。

3人に1人は早漏で悩む時代!TENGAによる新たな治療とは?

日本人男性の3人に1人は早漏で悩んでいます。

 

しかし早漏の定義を知っていますか?

 

早漏とは「挿入前または挿入後1分以内に射精してしまうこと」です。

 

この定義に入る人は少ないのではないでしょうか?

 

ではなぜ多くの男性は早漏で悩むのか?

 

もっと挿入を楽しみたい、射精をコントロールしたいと思っているのではないでしょうか?

 

先ほどのアンケート調査によると女性の多くは挿入時間が短いことは気にしていないことが分かります。

 

よって射精までの時間が短いことは意外と女性は気にしていないと考えられます。

 

遅いよりは早い方がいい!なんて声を聞くことがあります。

 

でも男ってものは「もっと女性をイカせたい」ってことを願っているのかもしれません。

 

AVの影響でしょうか・・・?

 

あくまでもセックスは男女間ののコミュニケーションツールですので、早い遅いに関係なく楽しむことができていればいいんじゃないかと僕は思っています。

 

それでも早漏を治療したい!という方にいい情報があります。

 

先日TENGAヘルスケアから発売されたMen’s training cupKeep Trainingです。


DSC_0107

 

これは早漏改善目的に開発された優れものです。

先日の膣内射精障害に使用するものとは違って、色がグレー・・・わかりづらい(笑)

 

これを使って実際に20名の男性が6週間・週に2回トレーニングした結果、5分も射精までの時間が延長しました。

 

Men’s training cupKeep Training)は非常に緩く設計されております。

緩いものを使用し徐々に強い刺激に慣れていくという方法で射精までの時間を延ばしました。

 

海外では早漏の治療薬としてSSRI(プリリジー)と言う薬が販売されています。

 

ネットで検索すると個人輸入しているたくさん業者が出てきます。
偽物の可能性があるのでネットで買うのはやめましょうね。

 

SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)には興奮しているときに分泌される物質のドーパミンを抑える効果がありますので、射精直前の興奮した脳の機能を抑えることで射精の時間を延ばすんです。

 

でもSSRIとはうつ病の治療薬として用いられている薬なので、副作用として攻撃的になったり食欲が低下したりすることがあります。

 

精神的に正常の人が早漏のために内服するのは副作用が非常に気になるお薬ですね。

 

しかも薬を飲んでいるときだけ早漏が改善するので毎回内服する必要があります。

 

Men's training cupで自分でペニスの感度をトレーニングして射精をコントロールできるようになるのは副作用もなく誰でもできます。

 

もし早漏で悩んでいるのであればぜひ試していただきたいと思います。

 

週に2-3はトレーニングしていただければと思います。

 

このMen’s training cupKeep training)はTENGAオンラインショップまたはAmazonで購入可能です。

膣でイケない男性が増加!膣内射精障害とは?そして治療とは?


膣内射精障害ってご存知でしょうか?

 

その名の通り膣の中で射精できない(イケない)状態のことです。

いわゆる重度の遅漏

 

これって男性なら経験しているかもしれません。パートナーが射精できなかった経験があるかもしれません。

 

それは女性のせいにされがちですが、女性が悩むことではありません。

 

膣内射精障害の推定患者数はなんと270万人で20人に1

 

膣内射精障害っていうのは毎回射精しないってことで10回に5回以上は射精できるのであれば大丈夫です。

 

そんな膣内射精障害、原因は何かと言うと不適切なマスターベーションなんです。

 

もちろん、メンタルの問題や勃起力が弱くて射精しないこともあります。

 

その場合はPDE5阻害薬と呼ばれるED治療薬を使えば射精できる可能性が高くなります。

 

でも不適切なマスターベーションをしている場合はED治療薬でも射精しません。

 

不適切なマスターベーションとは・・・

それは床オナ壁オナ脚ピン強いグリップです。

 

不適切なマスターベーションにより強い刺激じゃないと射精できない、特定の体位じゃないと射精できないといった問題が出てきます。

 

強いグリップというのはマスターベーションの時にペニスを強く激しくしごきすぎること。

 

床オナは床にこすりつける、壁オナは壁にこすりつけることでマスターベーションをしていること。

 

上記のマスターベーションは勃起力がなくても射精できてしまうんです。

 

亀頭へ強い刺激を与えて射精することが癖になってしまっているんですね。

 

膣と言うものは個人差がありますが、刺激は強くありません。あくまでもピストン運動をすることで亀頭へ刺激を与えて射精することが普通です。

 

また脚ピンも厄介です。

 

脚ピンとは射精するときに脚に力を入れてピンと張る癖がついている状態です。

 

この状態は脚を伸ばして右手もしくはTENGAを使用しないと射精できません。

 

セックスの時には脚をまっすぐに伸ばす体位は騎乗位しかありません。

 

射精しにくい人が騎乗位のみで射精することは非常に困難です。


脚ピンはケンコバさんも脚ピン太郎なんて名言を残していますが、非常に多いんです。

でも膣で射精できていれば問題ありません。


 

こういった不適切なマスターベーションをしている人に対する治療は射精リハビリテーションと言うものを行います。

 

これに使うのが(株)TENGAヘルスケアから販売されているMen’s training cup

5本並び_

 

TENGA史上最強の刺激(01)から最弱の刺激(05)まで5段階に分かれています。

 

これを使い弱い刺激で射精できるように射精のリハビリを行っていくんですね。

 

強い刺激(01か02)から開始して一番弱い刺激(05)で15分以内に射精できるようになれば治療終了となります。


スライド5

 

ただし治療での注意点があります。

激しくしごきすぎないこと。激しくすると意味がなくなってしまいます。

 

脚ピンの人は脚を曲げた状態(座ってあぐらをかいた状態)で射精できるようにすること。

 

 

その注意点を守り膣の中で射精できるようになるまでは早い人で1か月必要です。

 

僕は週2回程度使用するように指導しています。

 

しかし治療効果は2040%程度です。

 

これぐらい癖を治すのは難しいんですね。

 

この膣内射精障害で医療機関を受診するのは結婚して妊娠を希望する場合=不妊になったときです。

 

そうなると治療への焦りも出ますし、年齢的に癖を治しにくくなります。

 

だから僕は若いうちに不適切なマスターベーションから脱却し、癖を治すことが重要だと考えています。

 

若い時に気づいて治療すれば改善率も高くなります。

 

マスターベーションに悪い癖がある人はすぐにMen’s training cupで治療しましょう!

 

もしパートナーが射精できなかったら、「膣内射精障害かもよ」と優しく指摘してあげてください。

Men's training cupはTENGAオンラインショップやAmazonでも購入できますので、自己流でリハビリしてみてください。

TENGA医療って?

TENGAって皆さんご存知ですよね?コレです。

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()TENGA2005年に創業したアダルトグッズ(セクシャルウェルネスアイテム)を製造販売している会社です。

 

現在は120種類以上の製品を日本だけでなく海外でも販売しています。

 

最初の社名は「典雅」と書いてテンガでした。

 

TENGAは発売するとともに爆発的に売れて、一万本売れたら大成功と言われた業界において1年で100万本売れたんです。

 

ぱっと見ではオナホールとはわからないおしゃれなデザイン、快感を突き詰めた機能性、オナニーを卑猥なものから当たり前のものに変えた、まさにオナニーに革命を起こしたんです。

 

現在では累計販売7000万個を突破し、男性向けのTENGA、女性向けのiroha、医療分野のTENGAヘルスケア3社に分かれ活動しています。

 

その中でも僕がパートナーとしているのがTENGAヘルスケア。

 

あっ、TENGAさんからTENGAドクターの公認はもらっていますけど、金銭のやり取りはありませんよ(利益相反無しです)。

 

ではTENGAヘルスケアの活動を紹介しましょう。

 

医療として近年話題の男性不妊に対する商品としてスマホを用いて簡易の精液検査ができる「Men’s loupe」、精液の運動率を改善させる「精育支援サプリメント」、膣で射精できない人や早漏に対する治療として「Men’s training cupを販売しています。

 

障害者が自分でマスターベーションしやすくなるような自助具の開発や性教育への取り組み。

 

そのほかで僕が力を入れているのは高齢者

60歳以上の男性で性交渉を週に1回以上しているのは20%以下

でも週に1回以上のマスターベーションをしている方は50%を超えています

 

僕は男性の生涯現役を推進しているので、高齢者がマスターベーションをより楽しむことは非常に良いことと思っています。

 

そこで高齢者にTENGA勧めています。

 

なかなか抵抗あって拒否される方も多いのですが、中には気に入っていただいた方もいらっしゃいます。

 

こんな感じでどんどん医療の分野にTENGAを使っていこうって前向きに活動しています。

 

それを支援・協力するのが僕の役目。

 

TENGAの認知度は40歳代以下では80%以上となっています。

 

そんなTENGAの知名度を生かし性の正しい情報を提供する

 

そしてTENGA医療をすすめていくことを目標に診療しています。

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